つみたてNISAでおすすめの商品は?[2020年7月現在]の運用成績をブログで公開‼︎
「つみたてNISAをはじめたいけど、どの商品に投資すればいいかわからない」という方は少なくないと思います。
つみたてNISAの商品は、通常のNISAに比べて投資できる対象がかなり絞られており、金融庁が「長期・積立・分散投資」に適した商品のみを厳選しているため、投資初心者でも比較的選びやすくなっていると思います。
目次
つみたてNISAの対象銘柄はどんなもの?
つみたてNISAで販売している銘柄は、2020年7月20日時点でインデックス型投資信託157本、アクティブ型投資信託18本、ETF7本です。
各金融機関・証券会社ですべて取り扱っているわけではないですが、一番多いのはSBI証券で161本(インデックス147本アクティブ14本)、次に楽天証券で159本(インデックス145本アクティブ14本)となっています。
両方ともETFの取り扱いがないですが、2020年7月現在つみたてNISAのETF7本を販売している金融機関は大和証券のみとなっています。
インデックス型投資信託
インデックス型というのは、「日経平均株価」「TOPIX」米国では「S&P500」「ダウ平均」などの株価指数と同じような動きをする運用を目指すファンドのことです。
アクティブ型投資信託
アクティブ型というのは、独自の銘柄選択や資産配分により、株価指数の動きを上回る成果を目指す運用方法のことです。
一般的にはインデックスよりリスクは高めになります。
ETF
ETFとは上場している投資信託のことで、ETFのメリットとして手数料の安さがあげられますが、つみたてNISAにおいてはこのメリットがあまり目立たないこと(他も十分安いため)や、ETFは利益を内部に貯めず分配金を支払う仕組みとなっているため、長期投資最大の恩恵である複利の効果が得られず、つみたてNISAにはあまり適していないことが取り扱いが少ない理由だと思われます。
何を比較して選べばいいの?
投資対象
まず「投資対象」を比較します。
投資信託は「株式・債券・不動産等」また「国内・先進国・新興国等」どの資産・どの地域に投資しているかによってタイプが分かれます。
中にはそれらの資産・地域がバランスよく配分されている複合資産(バランス)タイプもあります。
資産別にみると、株式型はほかの資産に比べ期待リターンやリスクが高くなる傾向にあります。
地域別では新興国>先進国>国内の順で期待リターンやリスクが高くなる傾向となっています。
運用手法
対象銘柄のところで説明した「インデックス型」か「アクティブ型」かを選びます。
インデックス型は指数に連動するため値動きがイメージしやすく、手数料も安くなっています。
アクティブ型は、リスクやリターンはファンドマネージャーの腕次第というところがありますので、あまり初心者向けではないかもしれません。
手数料もインデックス型に比べ高くなっています。
コスト
信託報酬手数料は、投資信託を持ち続けている間払い続ける運用管理費用のことです。
長期で持つ場合は手数料が高いことはデメリットになりますので、ここはしっかり見極めるポイントだと思います。
私が積立している商品
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
・eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
それぞれの配分はおよそ 米国株式を75% 全世界株式を15% バランスを10%という感じで、開始当初は米国株式とバランスを半々の割合で積み立てていたのですが、コロナ後に上昇し始めたときに配分変更しています。
つみたてNISAは2018年1月からスタートした制度で、私は開始当初から別の金融機関で積み立てていましたが、楽天証券の楽天クレジットカード払いで楽天ポイントを貯めたかったので、2019年10月以降につみたてNISAの口座を移しました。
カード払いにすると毎日積立は選べず、毎月1日に購入されます。
2020年の1月から口座を移管した場合、1月分の購入はできず2月1日が最初の購入日となり1年で11回しか買えなくなるため年間40万に満たない分は増額調整しています。
2020年7月現在(積立開始6ヶ月)の運用成績
2月からなので、まだ積立開始6ヶ月の運用成績となります。👇
積立元本217,917円に対し、15,316円プラスで評価額が233,233円となっています。
利回りは7.03%です。
このeMAXIS Slimシリーズは運用手数料が国内最安水準の投資信託で、これが発売された当初は既存の投資信託商品がこぞって手数料を下げてきました。
とりあえず初心者も投資に慣れている方も、選んでおいて間違いのない商品だと思います。
私は米国株式の割合が多いですが、一国集中という意味では比較的リスクをとった投資と言えます。
その分リターンも多いですが、一国集中というリスクを避けるのであれば、世界全体の無難なリターンを得られる全世界株式(オールカントリー)や、先進国株式という商品、また債券・不動産等も含んだ8資産均等型を選んだ方がよいかもしれません。
eMAXIS Slimシリーズについては、有名投資家Youtuber「両学長」もこちらの動画で解説しています👇
第21回 VTI以外のおすすめの投資信託は何か?【お金の勉強 株式投資編】
まとめ
楽天クレジットカードのポイント還元率は1%で、これを運用成績に上乗せすると現在8.03%の利回りということになります。
また商品選びについて、資産配分割合などはただ単に商品の構成・リターンから決めるのではなく、年齢や資産状況、性格に応じたリスク許容度を踏まえて考慮することが大切です。
この点についてはまた別記事を書こうと思います。
実際のリアルな数字を見ていただくことで、これからつみたてNISAをはじめたいと考えている方の参考になればという思いで公開しました。
ただ、なにも調べることをせずにこの通り同じ商品を積み立てるのだけはご遠慮下さい。
常に「えさ」を与えられるだけで「狩り」の仕方を知らなければ自力で生きていくことはできません。
このブログを通じて、私が実際にしている資産運用のやり方や、お金に対する考え方などを知っていただく中で、読んで下さるみなさんが今まで以上にじっくりお金と向き合い、資産運用に関する知識を深めていくきっかけになれば幸いです。
今後も時々、運用成績の方を公開していきたいと思います。
自分に合った運用方法で、「長期・分散・積立投資」をして、複利効果の恩恵をたっぷり受けましょう。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!!